2月9日(水)26時32分
出社した私に、
スタッフが、
club willbeメンバーの方の、
訃報を告げて来た。
お嬢さんらしい人から、
その方が亡くなったので、
個人情報を削除して欲しい旨、
連絡が入ったのだという。
その方は、
これまでパソコン教室に4回も来て下さり、
先月29日の「新春フォーラム」に、
申し込みいただいたのに、
その日いらっしゃらなかったので、
心配していたのだった。
申し込まれたのに、
当日姿が見えないという場合、
時間がある時にはイベント開始前に、
始まる前に時間がとれない時でも終了直後に、
会場から私が直接電話をすることにしているのだが、
(ほとんどが留守電なのだが、その時は伝言を残し)
今回は私の大腸ポリープのせいで、
私からの電話が出来ないまま、
スタッフが連絡をしたところ、
繋がらなかったのだという。
とにかく、
先ずはお悔やみを申し上げなければと、
急いで電話をしたところ、
お嬢さんとおぼしき方が出て、
「突然他界したものですから、
家族が手分けして遺品の整理をしておりまして、
母がそちらの会に入っていることを知りました。
どんな会なのかも判らないのですが......」と、
やゝ訝しげにおっしゃるので、
私がclub willbeの概略を説明をして、
決して怪しい組織ではないと申し上げたところ、
お母さまがwillbeに入っていたことを、
ご存知なかったようで、
少し驚かれた様子だった。
「お忙しいところ恐れ入りますが、
母の個人情報を削除して下さって、
削除した旨を文書にして送っていただけないでしょうか。
何分にも突然のことでしたので、
親族で話し合いの結果、
保険等解約したもの全てを文書で、
確認しようということになっておりまして、
本当に申し訳ありません。
それから......母に生き甲斐を与えてくださって、
ありがとうございました」
ご病気だったのか、
いつご逝去なさったのかを伺ったのだが、
お答えになりたくないご様子だったので、
それ以上は伺わず、
受話器を置いた。
すぐにその方の登録抹消をして、
その旨を文書にし、
入会時に書いて下さったエントリーシートと、
(ご家族のお気持ちにさわる内容ではなかったので)
パソコン教室の模様を撮影した写真を同封し、
(芳村真理さんがゲストの時の会場の雰囲気を伝える写真。
お母さまがこういうところで、
パソコンを習っていらしたということが判るような写真)
最後に私のお悔やみの手紙を入れて、
お送りした。
「仲間」なのに、何もして差し上げられず、
こんな形でお別れするなんて............。
何だか無性に淋しい。
折しも、今日、
次回のパソコン教室の告知をHPに上げたばかりだ。
お元気だったら、
またお目にかかれたかもしれないのに......。
今年の桜を見ずして、
逝かれてしまったのが、
哀しい。
心からのご冥福をお祈りします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥
気持ちを切り替えて、
「どよう楽市」の打ち合わせをするため、
NHKに向かった。
毎週金曜日に行われている打合せ会議が、
今度の金曜日(11日)が祝日なので、
スタッフの何人かが別の公開放送と重なるため、
今日に繰り上げての会議が行われたのである。
先週の放送での、
突然の番組終了宣言に対しては、
沢山のご意見をいただいているようで、
番組のホームページにはもちろんのこと、
コールセンターにも、
「何故やめるのか」「やめないで欲しい」などの声が、
多数寄せられているという。
「コールセンターの意見は伝わるでしょうけれど、
番組ホームページのご意見も必ず上の方々に見せてね。
こんなに熱心に、しかもいずれもきちんとした内容で、
ご意見を寄せて下さる方がいるという事実を真摯に捉え、
こうした生の声を参考にして、
(時々放送局が実施するアンケート調査を見ると、
必ずしも「実態」を捉えていないケースが多いので)
次の番組企画に活かして下さいね」と、
担当者に改めてお願いをしておいた。
今年の春は切ないことが多いけれど、
これも人生の中の、
大切な一瞬間なのだから、
逃げ去るわけにはいかない。
一瞬、一瞬を、
大事に、大事に過ごさないと、
先に逝った方々に申し訳が立たない。